浜松市内科医会の歩み
浜松市内科医会は昭和53年1月に初代会長 君野徹三先生の御発案で会員相互の親睦と医学知識の向上を目的として、内科を専門とする開業医および勤務医で組織されました。製薬会社などの協賛なしで、会員のみで運営しており、忖度なしの講演会が行われています。結成からの経緯については、2018年(平成30年)に発行されました小冊子“浜松市内科医会40年の歩み”もご参照いただければと思います。
ここでは、結成のいきさつ、歴代会長の御紹介を申し上げます。
浜松市内科医会結成のいきさつ
(初代会長 君野徹三 先生 2005 浜松市内科医会名簿より転載)
市内科医会が結成されたいきさつに就いて簡単に書いておきます。
かねてから市内科医会を作るべきだとの声は出ていたのですが、又実際にその様な動きもあったのですが、何故か、結成が見送られて来ました。
内科を専攻する者が、自分達だけの会を持つことを必要と考えているのか、いないのか、その辺のところが問題点でありました。それで、会員の意見を聞く為の討論会が計画されました。
昭和52年10月7日夜、医師会館の2階で行われたその討論会に参集された方々は内科開業医および病院勤務医を合わせて40名に近い数でした。
全員が発言され、熱心な討論が行われた結果を要約すると、色々な附帯条件はあっても原則的に結成を是とするものが大多数で反対は数名でした。
その席で多数決に従って、市内科医会の結成が決定されました。その後、準備期間をおき、昭和53年1月21日(土)、遠鉄会館で設立総会と第一回会合が行われ、市内科医会は正式に発足したわけです。その時の加入会員は内科開業医110名中99名、病院15施設中、7施設でありました。以上のいきさつから判ります様に、この会は皆様の意志で皆様が作られた会であります。皆様がこの会の主人公であります。この旨を充分御認識下さって、この会を育て、且つ運営して頂きたいと思います。
(昭和57年1月8日 君野記)
歴代会長の御紹介
- 初代君野徹三 (君野内科医院)
- 第2代池谷良二 (池谷医院)
- 第3代熊岡泰雄 (熊岡内科)
- 第4代中村有三 (中村内科医院)
- 第5代榊原昭夫 (榊原内科医院)
- 第6代竹内正幸 (竹内内科医院)
- 第7代大竹内科医院 大竹喬二
- 第8代塩見内科医院 塩見芳朗 (平成20年4月~平成24年4月)
- 第9代一貫堂内科消化器科医院 馬渕友良 (平成24年4月~平成26年4月)
- 第10代中島内科消化器科医院 中島千春 (平成26年4月~平成30年4月)
- 第11代きくち内科クリニック 菊池範行(平成30年4月~令和6年4月)
- 第12代ながさかハートクリニック 長坂士郎(令和6年4月~ )
冊子発行
昭和53年1月 浜松市内科医会会員名簿
昭和61年1月 1986 浜松市内科医会会員名簿
平成17年1月 浜松市内科医会名簿
平成24年 浜松市内科医会 会員名簿
平成30年3月 浜松市内科医会40年の歩み